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読んだものとかのメモ

私が読んだものや見たものに関する感想メモです。 平和なものが好きです。

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かまいたち(宮部みゆき)

新潮社から出ている文庫のやつ〜〜。
昔読んで書き散らしてた感想文が見つかったのでコピペ。


気の強い女の子と、犯人(かまいたち)に間違えられ見張られ続けるも、かまいたちのふりをして女の子を陰から見守る浪人の話、また読みたいな。
そんなふうに思ってど忘れしたタイトルを教えてもらって借り直したら、内容ちょいちょい違って笑った。
そんな感じで読み返した話ですわ。

男は浪人ではなく、大店の職人に擬態した奉行のお耳(新吉)だったし、かまいたちという話自体も短編集の中の一つといった具合に、とても短い話だった。簡単に読み終えて残念な反面、このくらいの文量がちょうどいいのかなとも思う。

女の子のおようと新吉が誤解をなくし、人殺しの覚悟を決めて新吉を切りつけたのに同心からすべてがお芝居だったと聞かされて憤り、安心し、怖かった、と実感してボロボロ泣くシーン。


新吉は打たれるままでいた。
かんしゃくを起こして振り上げていた腕は徐々に力をなくし、おようはいつの間にか涙を流していた。震えていると、気づいたら、おようは新吉の腕の中にいた。
おようは泣き続けたが、その間ずっとあやすように新吉の手はおようの背を叩き続ける。二人は長い時間そうしていた。
ここで同心。
「邪魔したくはねえんだが」
気まずそうに。
「俺はそろそろ呼び笛を吹かなくちゃあならねえ」

場面は変わって後日。おようの父玄庵医師のところで腕の傷(おようの攻撃)を治療してもらっている新吉。傷の理由を玄庵に探られているのを見て、おようがぷりぷりしながら割って入り新吉にさらしを巻く。親しげに話をする二人。

新吉がきちんと薬代を納めるので、かつかつだった玄庵も土地屋にお店代をせっつかれる。
気のいい集金屋は笑いながら「新吉は真面目なやつだからね。ちゃんと銭を払うだろう」と言う。玄庵はそうだなあと頷いてから、ちょっと遠い目をした。
「その代わりと言っちゃなんだが、どうも娘を持っていかれそうな気はするがな……」

……

ハイシャブい〜!!!!!!ー!!!
これが読みたかった。ありがとうありがとう。
ちなみに原文引用ではなく記憶から書き起こしているので細部違います。


………………


うわシャブ…………
読み返そう…………

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